hyperpop vs トゥルーエモ
2023年、皆さんはどんな音楽を聴いていますか?
僕は自粛生活がデフォルトになり始めた2021年からhyperpopばかり聴いています。
そして今年ハマったのがトゥルーエモです。
音楽ジャンルは人によって感覚が異なると思うので、この記事では下記のようにガバガバ定義をして対決させてみようと思います。
hyperpop →度を越えたポップトゥルーエモ →哀しみを背負ったエモ
hyperpop
2021年、新春。
それまでの年明けと違い、僕は自粛しまくる冬を過ごしていました。
感染対策の徹底というよりは、それまで当たり前に行っていた飲み会や遊びに楽しさを見いだせなくなったという部分が大きいです。
そんな中、出会ったのがphritzでした。
初めて聴いたとき、ジャンルに形容し難い音楽だなと感じたと同時に、新しい音への出会いにとてもワクワクしたのを覚えています。phritzは内省がありつつめっちゃポップなので、当時の自分のドンピシャでした。
phritzの関連アーティストに出てくるVITICZやPorter Robinsonも軒並み良くて、このムーブメントはなんなんだと調べた結果hyperpopという新ジャンルであることがわかりました。
apple musicでhyperpopのプレイリストを流すとZ世代の明るい雰囲気の曲が多めですが、phritzが所属しているpas tastaや、そのメンバーの1人である韓国のAiobahnも内省が強めで、同じhyperpopで精神性の幅があることも面白く感じます。
このような感じで、僕はhyperpopにどんどん傾倒していくこととなります。
同年、バズりにバズりまくったaespaのsavage。
この曲を聴いたとき、”度を越えたポップ=音数を詰め込みまくったアニソン”みたいな概念が粉々になって京都市指定の黄色いゴミ袋に吸い込まれました。
めちゃくちゃ若いGlaive。(2005年生まれ)
hyperpop系の音作りでaespaのようなミニマル性もありつつバンドサウンド主体というのが自分にとってかなりツボでした。
トゥルーエモ
Glaiveを聴いているうちに、バンドサウンドってやっぱりいいなと思っていたらたどり着いたのがトゥルーエモです。繊細な音作りが特徴なhyperpopに対して、力とパワーで押し込む音楽もまた魅力的に感じます。(語弊あり)
僕は格闘家の平本蓮選手が那須川天心選手について語る動画が好きなのですが、哀しみを知った人間にしか出せない表現みたいなものが絶対にあると思います。
くだらない1日、元祖トゥルーエモ。
Origami Angel、最強ツーピースバンド。
Chinese Football、完全にトゥルー。
BiS、5人から3人体制になったのですが、個々が補い合うことで逆に圧が増すという現象が起きていてトゥルーエモです…。
那須川天心 vs 武尊。長年のライバル同士による力とパワーのぶつかり合い。
トゥルーエモにしか出せない表現です。
パトリシオピットブル vs クレベルコイケ。
以前クレベルコイケの試合で、日本ではブラジル人扱いされ、ブラジルでは日本人扱いされてきたという紹介がありました。そんな中で、日本のチャンピオンとなり日本を背負って他団体のブラジル人チャンピオンに挑んだこの試合。
トゥルーエモです…。
以上、hyperpop vs トゥルーエモ 判定結果ドロー。
2023年はハイパートゥルーエモ時代が到来します。
番外編 フォルスエモ
KamataOrchestra。2022年10月、飯を食って鴨川でほろよいを飲んだだけのくせに、フィルムカメラを乱用してエモを演出するKamataOrchestraの皆さん。
残念ながらfalseです…。