学生最後の夏に高山へ行った想い出
2015年7月、大量の不足単位を残して迎えた4回生の夏。
1つでも授業を落としたら留年という現実に追われながら、この非常に緊迫したテスト期間を乗り越えるためには夏休みに楽しみを設置する必要があると考えていました。

そこで思いついたのが高山旅行です。
元来僕は氷菓というアニメが大好きで、ストーリーの面白さはもとよりロケ地である高山を忠実に再現した描写に惹かれているという側面もあったので悩む理由もありませんでした。
氷菓のサントラを聞きながらレポートの作成とテスト勉強を行うことによってモチベーションを無理やり生成しながら、とりあえずやることはやった感を出して学生最後の夏休みに突入。
ついに念願の高山に繰り出しました。
高山へのアクセス
京都から高山へのアクセスだと、京都駅からバスで直行するか数回の乗り換えをはさみつつ電車で移動するのが主流です。
僕は当然、青春18きっぷでの電車移動を選択しました。安い上に途中下車も出来て夏の自由な旅に最適だからです。
京都駅から高山駅までは特急を使わなければ片道6時間半ほど。旅の高揚感を味わえ、なおかつ疲労もそんなにたまらないちょうどいい距離感です。
聖地高山へ到着
京都岐阜間の田園風景と岐阜高山感の山の景気を楽しみつつ高山駅到着。
京都と違ってすし詰めの市バスに乗る必要も無ければ、人並みをかきわけて歩く必要も無く、駅前の観光センターでもらったマップを頼りに少し歩けばすぐに高山の観光の中心地、古い町並に到着します。

一番最初に立ち寄ったのは喫茶店バグパイプ。

氷菓の劇中にも登場する有名な喫茶店で、アニメ同様非常に趣のある雰囲気です。

クリームソーダを飲み干した後は、向かいにある喫茶かつてへ移動しモコモコのかき氷を注文。
古い町並にはこのように見ただけで入りたくなるようなお店が軒を連ねており、大量の水分を摂る羽目になります。

外の空気が吸いたくなったので宮川へ移動。
午前中は川沿いで朝市が行われており観光地としてだけではなく地元の人たちも集まる活気のある街という一面も持っています。

次に向かったのは図書館。

ここもいわゆる聖地なんですけど、僕は旅先の図書館に行くのが好きです。
というのも図書館に行けばその町の色がだいたい分かるというか、やっぱり文化を重んじている町は図書館にしっかりお金をかけているという印象があります。
高山市の図書館は観光で来ても楽しめるくらいきれいなところで外観も内装も洗練されていました。
上階に行くと飛騨山脈を見渡せるのですがその景色は絶景です。
お宿
駅前にはビジネスホテルがたくさんありますが、夏といえば和室の旅館。
臥龍の郷という駅から少し離れた旅館を予約しました。
事前に連絡しておけば高山駅前に車で迎えに来てくれるのでアクセスの心配もいりません。その年の冬に再度高山を訪れた際も泊まったくらい臥龍の郷は好きな宿です。シーズン通して1人4000円程で温泉に入れて朝食付き、周りに何もなく静かというオーガニックな旅をするには最適な宿だと思います。

翌日
宮川朝市に行く気満々でしたが、高山に行く前日に宇治まで往復50km程サイクリングしてたため疲労が溜まりまくり全然起きれませんでした。
温泉に入り部屋で甲子園を観て、温泉に入り部屋で甲子園を観るを延々に繰り返していたら一日が終わり寝て起きて朝から高山駅で飛騨のおいしいお水を飲み、旅は終了です。