春コンピ企画「春を届ける30秒」全曲レビュー

春を届ける30秒コンピへのご参加ありがとうございました!
ついにサブスク配信が開始されました。これをもって今回の企画の更新は終了となります。
しかし、春コンピは2年後、5年後に振り返るまでが春コンピです。
今後、このアルバムを通して”2021年の春の景色”を想い出してもらえると嬉しいです。
Apple MusicへSpotifyへ
特設サイトへ
全曲レビュー
今回収録されている全8曲の感想を参加者の皆さんやKamataOrchestra温泉部から集めました。
1. thaw/phracta
・8bitとハープの組み合わせのよさが伝われば他に何も言うことはありません。(作曲者本人)
・リズムが変わる箇所のインパクトが強く、1曲目にピッタリだと思いました。アナログとデジタルの共存のような音使いがとてもいいですね。(主催者)
・アコースティックな音とピコピコした音が耳に気持ち良いと思いました。
・まだ少し寒い春の感じが好きです。
・1曲目に相応しく、冬から春へ移り行く光景を想起させます。生音系の音色やリアルなSEの隙間から、8ビットのノイズやアルペジオが、郷愁と非現実味を帯びて響きはじめる。phractaさんの曲に一貫する、澄んだ空気を感じる曲だと思いました。
・侘び寂びですね。苔寺に行きたくなります。
2. Cherry Blossoms/mAkina
・オープニング感のある壮大な曲を1曲目でなくあえて2曲目に持ってくることで、コンピが映画のような構成になりました。(主催者)
・始まりの予感、朝、きらめく露。
・曲の頭から音がぶわーっと広がる感じ。短い時間制限であるからこそ映える構成で、このコンピの中でも特にお気に入りです。花をつけた桜の木々が一面に枝を伸ばしている絢爛な光景を思わせます。シンセの音色が渋くてかっこいい。
・アルペジオが良いですね。オープニングのような…。
・海外のデカいフェスで大トリが入場するときのテーマみたいなのを連想しました。
・盛り上がり方がカッコイイ。
3. Hello spring!/hato
・ツーピース時代のチャットモンチーをイメージしながら、ギター1本とドラムだけで作ってみました。(作曲者本人)
・春の陽気さ満天。お布団を干したくなりますね。(主催者)
・生ギターなので目立ちますね。最後のハーモニクスの部分とかとても春らしくて素敵だと思います。
・hatoさんらしい歯切れのよいギターを軸にした外連味のないシンプルな編成と、はじけるような明朗で潔いメロディ。本コンピ中ダントツで元気いっぱいの一曲だと思います。この冒頭1~3曲目の曲の繋がりがダイナミックで好きです。
・よつばと!のよつばが走り回っているような光景が思い浮かびました。
・13秒あたりのスライドが気持ちいい!
・エモーショナル、芽吹き、乾いた土。
4. 春風に舞う/掃除当番
・お花見、ピアノ、桜。(作曲者本人)
・軽快!DTMを初めて1年未満とのことですが、既にポップセンスが爆発してます。お店で流れていたら購買意欲が上がりそう。(主催者)
・野菜たちが踊っているような元気な音楽!最後のダカダン!のトイポップさが好きです。
・8曲あるうちで最も明るいのではないでしょうか。元気で良い曲だと思いました。
・くるくる踊るようにシャッフルするリズムと、素朴で牧歌的なメロディが印象的。こういうカラッとした民族音楽風(?)の作品は予想していなかったのですが、春の訪れを祝福するような感じで良いですね。
・ウキウキしますね。
5. A bud/ZUMORI
・ティーザーへの採用ありがとうございます!(作曲者本人)
・Teaser映像のBGMとして使用させていただきました。変拍子なのにアニメーションが馴染む、何なんだこの曲は…(主催者)
・エレピの丸く暖かい音色と軽快なドラムがドライブ感あってポジティブな気分に満ちています。新学期のワクワク感や、GW頃の開放感のようなイメージです。ちょっとトリッキーなリズムが中毒性アリ。
・春の夜、静けさ、木々のざわめき。
・癖になる変拍子ですね。ZUMORIさんの楽曲を演奏するとき、暗譜がとても大変だったことを思い出しました。(`o’) しかし、それも良い思い出です。
・エレピが綺麗で、リズム隊含めてシンプルな構成なのが良いなと思いました。
6. Bloomin’/Cacao
・後で聞いたらイントロがpomodorosaさんの桜前線にそっくりなので(作った人自身が)驚きました。(作曲者本人)
・今回のコンピのお父さんのような存在感ですね。オシャレでダンディーで頼もしいです。(主催者)
・ラテン、緑と陽射し、鳥のさえずり。
・ボサノバ的な雰囲気ですが、リズム隊のキメやワウのかかったような音などでスパイスを効かせるポイントが随所にありバランスが面白い曲だと思いました。爽やかに吹き抜ける風のようでありながら、確かな印象を残していく曲だと思います。
・ワウがめちゃくちゃ気持ちいいです!リズム隊もかっこいい。大人な1曲。
・せっかく桜が咲いてるのに今日は雨。北山通の喫茶店で読書をしよう。そんな日を思い浮かべました。
・30秒とは思えないほどの展開!
7. alive/toki nakayama
・最初は明るい曲調で丸っこい音がピョコピョコ跳ねる曲として取りかかり始めましたが、ピアノでコードを弾いているうちに「春特有の力強さ」みたいなものに焦点を当てたくなり、やや重苦しさのある曲となりました。とはいえ、初期の案の面影が最終的に残った形で完成しました。(作曲者本人)
・慣れない環境、迫りくる5月病。心が大きく揺れ動き、楽しさと寂しさが共存するのが春ですよね。それでも頑張っていこうという気持ちを、最後のピッチベンドから感じました。(主催者)
・静謐のなかの衝動、月の光、胎動。
・KID Aのトム・ヨークがタイムスリップしてきたかと思いました。
・流されていく…
・緩やかに色々なものが芽吹いていく感じが素敵です。
廻る生命/菖蒲さき
・賛美歌の中に日本の季節感あり、和洋折衷ですね。この曲が最後にあることで、まとまりのある作品になりました。(主催者)
・ご自身のボーカル多重録音によるエンディング。おとぎ話を聴きながら眠りに落ちるような、どこかノスタルジーを湛えたロマンチックさを感じました。短い尺ではありますが、好きな世界観を表現する楽しさを感じながら制作された作品なのだろうと勝手ながら思いました。
・とてつもない安心感。
・賛美歌みたいな感じでしょうか?荘厳な感じがしました。春の捉え方にも色々あるのだなと思わされました。
・壮大なラスト、コーラス、神秘。
以上、春コンピ企画「春を届ける30秒」の全8曲のレビューでした。
今回参加してくれた方、少しでも興味を持たれた方、本当にありがとうございました。KamataOrchestraでは今後も公募による風通しのいいコンテンツ作りを企画していきたいと考えています。